ここでは、酵素食を食べる時の注意点を紹介します。注意点と言っても、簡単なことなのでちょっと頭に入れておくという感じで大丈夫です。
その1:熱で酵素を壊さない
酵素は熱に弱いです。
70℃以上でも壊れない酵素もありますが、ほとんどが熱に弱く、一定の温度で、一定時間熱されることで不活性( 壊れる )になってしまいます。
酵素商品の販売社によって、◯◯度で壊れると明確に表記される場合もありますが、実際には、酵素は48℃以上で壊れ始め、60度ではほぼ活性が失われるそうです。
また、熱され過ぎるとその温度では働ける時間が限られ、例えば48度のときには約2時間程度しか働けないという特徴もあるそうです。
短時間で蒸したり、50度程度のお湯でさっとくぐらせるくらいの加熱であれば、酵素の全部が壊れることはないので、温かいものを食べたいときはこういった調理法であれば問題無さそうです。
また、温かいスープやお茶を飲むときなど、お腹の中でその前に食べた生の食品の酵素が壊れるんじゃ??という疑問がありましたが、食べられる程度の温度のお茶やスープであれば、お腹の中で酵素を壊してしまうことはないそうです。
その2:毎食、酵素食を取り入れる
酵素は食べ貯めすることができません。消化は、常に食事の度に行われるので、その時に必要な食物酵素や消化酵素を体内に確保しておくなんてことはできません。
その為、食事の度に生の食品や、他の食品の消化を助ける食品、酵素サプリメントを摂る必要があるのです。
外食時に食事を自由に選べないことや、加熱食品や加工食品の一品料理しか食べられないこともあります。
そんな時は、手軽な消化酵素サプリメントを摂るなどして対処するように管理人こぶたはしています。
その3:生で食べられない物を知っておく
「 生で食べられるものは生で食べる 」の “ 生で食べてはいけない食品もあります! ” でも書いたので、ここでは簡単な復習になりますが、
生の豆やナッツ類などの “ 種 ” もちろん、果物に入っているものも含めて生の種には、「 酵素抑制物質 」が入っているので、食べてはいけません。大寧の酵素を抑制してしまい、消化不良の原因になってしまいます。
また、コーヒーなどに含まれるカフェインも、酵素の働きを抑制するそうです。
その4:カフェインと併用しない
コーヒーは種ですが、焙煎されています。しかし、この場合はカフェインに酵素の働きを抑制する働きがあるそうで、コーヒー以外にも、紅茶、緑茶など、全てのカフェインを含む飲料に共通して、消化酵素のサプリメントと併用してはいけなかったり、なるべく食後は避けたほうがいいなどの制限があります。
こればかりは管理人こぶたもショックなんです。
特に断食などでは、酵素の働きを最大限にしたいため、コーヒーはご法度です。なるべく、ハーブティーやたんぽぽコーヒー( たんぽぽ茶でコーヒーとは別物 )など、カフェインレスの飲み物を普段から飲むようにした方が良いそうです。
管理人こぶたは、そうと分かっててもコーヒーは止められない。( しかもネスプレッソのエスプレッソマシーンかっちゃった・・・。)良いのか、悪いのかはわかりませんが、なるべく食事の消化をしていない時間帯にコーヒーを飲むようにしています。
その5:アスコルビナーゼとビタミンC
生野菜やフルーツを食べる時の注意点です。なんと、食べる組み合わせによってビタミンCを破壊してしまう酵素が存在するそうです。
アスコルビナーゼという酵素も、そのひとつで、主に人参、きゅうり、キャベツ、かぼちゃ、春菊、りんご、バナナに多く含まれています。
アスコルビナーゼはビタミンCと相性が悪く、ビタミンCを酸化させてしまいます。
ビタミンCを取ろうとしてサラダを作った場合、アスコルビナーゼを含む野菜( 果物 )を混ぜることで他の野菜のビタミンCを壊してしまうのです。
さらに、アスコルビナーゼはすりおろしたり、ミキサーにかけるなど組織を壊し、酸素に触れるとより活性化するので生野菜ジュースには向いていません。
※あくまでビタミンCの観点からみると、です。
生で他の食品と一緒に食べる場合、熱を加えてアスコルビナーゼ酵素を壊すか、お酢をかけたり、柑橘系のフルーツと一緒に混ぜたり、漬物にすると、アスコルビナーゼ酵素の作用がなくなります。
そう聞くと、実はドレッシングやマヨネーズには酢が含まれているものが多くサラダにドレッシングをかけることで、油分がより野菜の栄養素を吸収しやすく、そして、アスコルビナーゼを不活性にするなど理にかなった調理法と言えるのかもしれません。
一応、これはビタミンCを壊すという話。
酵素自体は、すり下ろすことで活性化し、りんご、人参ジュースは酵素栄養学の第一人者の先生もオススメする酵素ジュースなので「 りんご+人参ジュース 」を他の野菜を入れずに作ることも他の野菜の栄養素( ビタミンC )を壊すことなく、生の酵素が摂れるということで理にかなっていると言えるのかもしれないですね。
どんな食品に、どんな酵素が含まれていてそれが体内でどんな働きをするか、それを知ることも面白いな~なんて管理人こぶたは思いました。