低速スロージューサーで作る、ジュースの健康効果

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野菜ジュース

健康でいるために、酵素をたっぷり含んだ生の野菜や果物を食べることは非常に重要です。しかし、1日に必要な栄養を野菜や果物から補おうとすると、かなりの量になり、毎日の摂取は困難になります。

そこで、注目したいのがジュースでの摂取です。さらに、栄養価の高い野菜や果物のジュースを作るためには、低速スロージューサーの使用が推奨されています。

なぜジュースを作る時、低速スロージューサーがオススメなのか?また、低速スロージューサーで作った野菜・果物ジュースにはどのような違いがあるのか紹介します。

熱を加えず、栄養成分を破壊しない

昔はジュースを作るとき、ミキサーを使うことが一般的でした。また、高速ジューサーを使うこともありましたが、これらはブレードを高速回転させて食材を粉砕してジュースにしていきます。その際、1分間に約1~2万回転という非常に速いスピードで粉砕するので、熱が発生します。野菜や果物の栄養成分の中でも、特に熱に弱いビタミンCや酵素は、粉砕されるうちに破壊され、栄養成分を十分に摂取できなくなってしまうという問題がありました。

一方、低速スロージューサーは1分間に数十回という低速で食材を圧縮しながらすりつぶすので、余計な熱が発生することなく、熱に弱い成分にも影響がありません。

酵素を摂るなら断然、低速スロージューサーが必要なのです。

成分の酸化が少ない

野菜や果物から得られる栄養成分は、酸化に弱いものが多いです。酸化を防ぐためには、なるべく空気に触れさせずにジュースを作るのがポイント。ブレードを使って高速回転で食材を粉砕するミキサーや高速ジューサーに比べ、低速スロージューサーは圧縮しながら作るので、食材が空気に触れる機会が少なく、酸化の少ないジュースを作ることができます。「圧縮」が大事なんですね。

そのまま食べるより吸収が速い

低速スロージューサーは食材を圧縮してすりつぶし、繊維と水分に分けます。野菜や果物をそのまま摂取すると、繊維の消化に時間がかかってしまいますが、低速スロージューサーは繊維の部分は取り除かれるので、必要な栄養のみを素早く吸収することができます。だからといって大切な食物繊維を省いてしまうわけではありません。野菜や果物には「水溶性食物繊維」も含まれます。繊維質を除いても水溶性食物繊維は残っているので、ジュースからそれらを摂ることができます。

素材本来の味が楽しめる

低速スロージューサーは絞り器を使って手でしぼるのと同じ要領でジュースを作るため、素材本来の味を楽しむことができます。小さい子供に、本当の野菜の味を教えてあげたいお母さんにも人気のようです。

人参をそのまま食べるより、ジュースにした方が断然美味しいのはなぜでしょう。食感が異なるだけで苦手だった野菜も美味しいと感じることができるのがジュースの魅力です。

低速スロージューサーで作った野菜・果物ジュースに期待できる健康効果

熱が加わらず、酸化もしにくい低速スロージューサーを使えば、野菜・果物の栄養を損なわずに摂取できることが分かりました。では、低速スロージューサーで作ったジュースで、どのような健康効果が得られるのでしょうか。

女性に嬉しいビタミンCはコラーゲンを作り、肌老化を防ぐ

いちご、レモン、ゆず、キウイフルーツ、ほうれん草などに含まれる水溶性のビタミンCは、熱に弱い成分です。これらの食材は野菜ジュースにも使いやすい食材なので、ぜひ低速スロージューサーを使用して摂取したいです。

このビタミンCは肌のハリや弾力を保つために不可欠な、コラーゲンを作る働きがあります。肌の中でコラーゲンが増加すると、肌表面がふっくらし、ほうれい線や目立ちやすい目元のシワの改善にも繋がります。

またビタミンCには、体が錆びて老化するのを防ぐ、抗酸化の働きもあります。抗酸化は肌にとってハリや弾力にとどまらず、シミや乾燥までも防いでくれる、アンチエイジングには非常に重要な効果です。

さらにお肌以外にも、抗酸化の働きは動脈硬化や心筋梗塞を防いだり、がんや糖尿病のリスクも減らす効果が期待できます。

免疫力アップ、代謝アップ!体に必要不可欠な酵素

酵素は42度~70度以外では成分が破壊されてしまうため、熱の影響を受けにくい低速スロージューサーで作ることがオススメです。

体内で作られる酵素には新陳代謝を促し、体の免疫力を上げる働きがあります。なんとなく体がだるい、朝起きるのが辛い、風邪をひきやすくなったなどの原因も、酵素不足による免疫力の低下かもしれません。

酵素ドリンクに飽きてしまった人や、あの独特な発酵臭が苦手という人は色んな野菜や果物を使って酵素たっぷりジュースを作ってみてください。酵素ドリンクにはないフレッシュな野菜果物の美味しさを味わいながら、健康管理ができるはずです。

その他、たくさんの栄養を摂取することができる

その他にも熱に弱い栄養成分は、実はたくさんあります。

  • ビタミンB群(B1、B2、B6、B12)
  • カリウム
  • ペクチン
  • 葉酸
  • リコピン

体の水分を輩出しやすくするカリウムはむくみに効果的と言われ、妊婦さんが積極的に摂取すべき葉酸も、低速スロージューサーを使って補うことができます。

必要な栄養を無理なく摂る、この習慣が大切。

熱や酸化に弱い栄養素も手軽にとれる低速スロージューサー、魅力は伝わったでしょうか。最近のものは凍らせた果物でシャーベットを作れる機能もあり面白いです。(実際には殆ど使いませんが・・・)

これらの栄養素はサプリメントでも摂ることも可能です。しかし現在生きている野菜、果物を材料に使うことは、生きた水も同時に摂れることであり、そこには生命力だけでなく、酵素やファイトケミカルと言われる未だ解明されていない栄養素も含まれています。

またサプリメントは「本当にその栄養素が十分に入っているのか?」「ちゃんと胃で消化され、吸収することができるのか?」が実は曖昧です。凝固剤で固まったまま分解できず排泄されてしまう添加物まみれの粗悪なサプリメントが実在するというのに、なかなか見極める方法がありません。信頼できるサプリメントを見つける以外は、生きている野菜果物からも栄養素は摂った方が良いのです。

忙しい現代人は、自炊で栄養管理をすることが難しい場合があります。そんな時に手軽なジューサーを使った健康ドリンクを取り入れることは自分のための投資。

朝や食事のプラス一品に美味しい健康ジュースを加えてみてはいかがでしょうか。(ちみなみ後片付けは凄く面倒です・・・)

最後に:管理人こぶたの好きなジュース

モロヘイヤを入れたりセロリを入れたり色々試行錯誤しましたが、最終的には単純なリンゴと人参のジュースに落ち着きました。人参がまるでデザートのように美味しく感じます。

  • 人参・・・2本(皮ごと)
  • リンゴ・・・半分(皮ごと)
  • レモン果汁・・・少々
  • 亜麻仁油・・・小さじ1杯

人参とリンゴは農家さんの顔がわかる有機野菜売り場で買います。亜麻仁油は脂肪燃焼を効率よくしてくれるので入れます。「何かのご褒美?」と思ってしまう程美味しいので是非試して欲しいです。

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